ねじのプチっ知識 や行編




●焼入れ

焼入れとは、金属を高温状態までもっていき急冷(水冷・油冷)させることで、金属組織を変化させ強度を得るものです。タッピンねじの表面硬度を上げたり、ボルトの引っ張り強さを上げるのに役立ちます。炭素の含有量が重要。

関連ワード:焼戻し・浸炭焼入れ・調質焼入れ

●焼戻し

鋼を焼入れすると、非常に高い硬度・耐摩耗性を得られますが、その反面もろく・靱性もない状態となります。これを強靭なものとするため、再加熱して一定時間保持し冷まします。これを焼き戻しと言います。

関連ワード:焼入れ・浸炭焼入れ・調質焼入れ



●ユリア樹脂とは、どんな樹脂?

ユリアねじなどに使用される熱硬化性樹脂のこと。原料は石油系ではなく尿素を使用。難燃性で表面硬度も高いが水分・酸・アルカリ・薬品には弱い傾向にある。熱可塑性樹脂は、樹脂自体を溶かして冷え固まらせるが熱硬化性樹脂は、熱を加えて化学反応させ成形を行う。そのため、普通の樹脂は熱を加えると柔らかくなるのに対して、熱硬化性樹脂は溶けることがなく、そのため再利用ができない。

●緩みはなぜ起きる?

ねじは、被締結物に対して適正な締め付けを行うことで、ねじにかかる軸力と被締結物の圧縮力のバランスにより保持されています。ねじは軸力が働いていてはじめて力を発揮します。軸力と圧縮力のバランスが崩れる原因は大別して2種類あります。

①何らかの原因で圧縮力の低下が起きる場合。②ねじの戻り回転による場合。

①は、被締結物の表面が荒れていた・柔らかかった・摩擦が繰り返し起こったなどの原因で被締結物の痩せ・陥没が起きてしまって圧縮力の低下が起きた。②は、振動や衝撃などで戻り回転が発生してしまった。

ともに、軸力の低下が起きてねじの力が発生できない状況となります。これが緩みです。