ねじのプチっ知識 は行編




●ピッチ

ねじ山のヤマとヤマとの間隔のことをいいます。ねじの呼び径によってピッチは規定されています。同じ呼び径のものでも細目や極細目などピッチのことなるものがあります。

●ピッチが細かいとねじは緩みにくい?

ねじは、ピッチが細かいと緩みに強いと言われています。自動車やバイク、農機具など振動によって緩みが予想される部分には、細目ピッチのねじが使われています。では、なぜそうなのか?。細目ピッチのねじは、ねじピッチが細かく、同じ距離を緩めるのにも並目のものと比較して何回も回さなければなりません。さらに、リード角が低いことから緩やかな坂道を下る状態となり緩みにくくなるわけです。

関連ワード:ピッチ・リード角

●ピッチ表  →ねじ山・ピッチ表 な行編



●ベーキング処理

焼き入れした鋼は表面があれて、めっきの浴液中の水素を吸収しやすくなっています。水素を吸収すると水素脆性を起こし、鋼の脆化が起こります。それを回避するため、めっきの途中段階で180℃~200℃の炉の中で4~8時間加熱処理を行い水素を追い出す処理を行います。これをベーキング処理といいます。

関連ワード:水素脆性



●ボルト頭部の刻印は何のため?

ボルトの頭部にアルファベットと数字の刻印があるものがあります。これは、アルファベットはメーカーの識別表記を、数字はボルトの強さを表したものとなります。その他に材質表記したものもあります。


●ボルトの強度区分(鋼製編)

小数点の左の数字は、最大引張荷重を表します。最大引張荷重とは、「1m㎡当りここまではボルトが切れません。」という数字になります。単位はニュートンで、この場合だと数字が4ですので、100を掛けて約400Nという事になります。kgfにすると、大体の数値ですが40kgfとなります。
少数点の右の数字は、耐力といいボルトとして機能するには、ここまでの荷重で使用してくださいという数字を表したものとなります。単位は%でこの場合8ですので80%となります。最小引張荷重の80%までがボルトとして機能する荷重となります。よってこのボルトは、40kgf/m㎡まで切れないが、ボルトとして使うには32kgf/m㎡までが限界という事になります。